妻の浮気性に辟易しているサイラスは今にも離婚しそうな雰囲気にある。そして、離婚したら最後、アイリーン以外、デロスの王位継承者は居なくなる。正式には、あちこちの国に嫁いでいる王族が王位継承権を持っている可能性は有るが、この危機的状況でアイリーンが王位継承権を放棄する可能性は少なく、ダリウスは寝てよい知らせを待つだけだった。
「ああ、それにしても、つまらん!」
ダリウスは言うと、側仕えの侍女に手招きすると、椅子に座ったまま侍女を抱き寄せた。
「殿下」
侍女は驚きの声を上げたが、ダリウスの手は侍女のブラウスのボタンを外し、するりと手をブラウスの中へと忍び込ませた。
「で、殿下」
侍女は困ったような声を上げるが、ダリウスは反対の手で器用に侍女のスカートをめくりあげる。
「お、おやめください。人が、参ります」
侍女の言葉などには耳も貸さず、アイリーンの事を考えている滾った欲望をダリウスは有無を言わせずに侍女の中へと突き立てた。
「・・・・・・」
声にならない声を上げ、侍女は痛みに顔を歪めた。
望んでもいないのに、何時も道具のように、ダリウスの欲望の捌け口として自分の体を使われる事を諦めてはいるが、自ら積極的になる程侍女は従順ではなかった。
「おい、もっと俺を気持ちよくしろ!」
苦痛なだけなのに、どうしろというのだと、侍女は言い返したいのを必死にこらえ、少し体を浮かせた。このまま、逃げてしまえば、痛みからは解放される。しかし、今度はムチで打たれるか、物を投げつけられるか、刀で切りつけられるか、必ず、どこかに痛い思いをすることになる。
それもあと少し、デロスの姫が嫁いでくれば、玩具のように性処理の道具にされることはなくなる。それだけが、侍女にとっての救いだった。
痛みから逃げようと、侍女の体が逃げ腰になると、ダリウスがグイッ力ずくで侍女の体を引き戻した。
「痛い!」
思わず侍女の口から声が漏れた。
「痛いだと? たかが侍女の分際で、王太子の私に情けを受けているのに、痛いだと!」
怒りに立ち上がったダリウスは、抱き寄せていた侍女を壁まで追い立て、立ったまま、後ろから激しく攻め立てた。
痛みに耐え、涙をこぼす侍女に『涙がでるほど嬉しいか?』などとダリウスは言いながら、絶頂を迎える直前、侍女の体を投げ捨てるように床に放った。
ダリウスとて王太子。自分の子種をその辺の女の体に無造作に注いではならないことは理解している。
だから、相手にする身分の低い侍女達は、ダリウスにとって絶頂を迎えるためだけの道具に過ぎない。
早く、温かい女の体の中に、アイリーンの白く美しい体の中に、飽くほど子種を注ぎ込みたいとダリウスは思った。
(・・・・・・・・アイリーン、あの小生意気な姫を組み敷いて、早く俺の子種を注ぎ込んでやりたい。どんな顔をするだろうか? あの様子では、ろくに口付けも知らなかったのだから、全ては俺の言うままだろうが・・・・・・・・)
考えながら、アイリーンの持つ中性っぽさの原因が、歳の割に胸が大きくないことにあるとに気付いていたダリウスは、悔し気に唇をかみしめた。
(・・・・・・・・あの貧弱な体、もう少し何とかならないのか? 侍女よりも胸が小さいとか、あり得ん・・・・・・・・)
投げ捨てられた侍女が泣きながら部屋を出ていっても、ダリウスは一瞥もくれなかった。
(・・・・・・・・でも、あの髪は良い色だ。見せ物にはもってこいだ。俺の隣に座れば、飾り程度にはなる。子供さえ産まれれば、それでいい。デロスの王位継承権を持つ子供が出来るまでの辛抱だ。子供が出来たら、すぐに気に入った女を侍らせれば良いことだ。はは! 家畜と同じだな。子供を産むためだけにまぐわう! 一国の姫も家畜と同じか! たかが一半島の先端の分際で独立国だとか、ふざけた連中だ。私が平定した暁には、奴らはみな奴隷としてやる・・・・・・・・)
「ああ、それにしても、つまらん!」
ダリウスは言うと、側仕えの侍女に手招きすると、椅子に座ったまま侍女を抱き寄せた。
「殿下」
侍女は驚きの声を上げたが、ダリウスの手は侍女のブラウスのボタンを外し、するりと手をブラウスの中へと忍び込ませた。
「で、殿下」
侍女は困ったような声を上げるが、ダリウスは反対の手で器用に侍女のスカートをめくりあげる。
「お、おやめください。人が、参ります」
侍女の言葉などには耳も貸さず、アイリーンの事を考えている滾った欲望をダリウスは有無を言わせずに侍女の中へと突き立てた。
「・・・・・・」
声にならない声を上げ、侍女は痛みに顔を歪めた。
望んでもいないのに、何時も道具のように、ダリウスの欲望の捌け口として自分の体を使われる事を諦めてはいるが、自ら積極的になる程侍女は従順ではなかった。
「おい、もっと俺を気持ちよくしろ!」
苦痛なだけなのに、どうしろというのだと、侍女は言い返したいのを必死にこらえ、少し体を浮かせた。このまま、逃げてしまえば、痛みからは解放される。しかし、今度はムチで打たれるか、物を投げつけられるか、刀で切りつけられるか、必ず、どこかに痛い思いをすることになる。
それもあと少し、デロスの姫が嫁いでくれば、玩具のように性処理の道具にされることはなくなる。それだけが、侍女にとっての救いだった。
痛みから逃げようと、侍女の体が逃げ腰になると、ダリウスがグイッ力ずくで侍女の体を引き戻した。
「痛い!」
思わず侍女の口から声が漏れた。
「痛いだと? たかが侍女の分際で、王太子の私に情けを受けているのに、痛いだと!」
怒りに立ち上がったダリウスは、抱き寄せていた侍女を壁まで追い立て、立ったまま、後ろから激しく攻め立てた。
痛みに耐え、涙をこぼす侍女に『涙がでるほど嬉しいか?』などとダリウスは言いながら、絶頂を迎える直前、侍女の体を投げ捨てるように床に放った。
ダリウスとて王太子。自分の子種をその辺の女の体に無造作に注いではならないことは理解している。
だから、相手にする身分の低い侍女達は、ダリウスにとって絶頂を迎えるためだけの道具に過ぎない。
早く、温かい女の体の中に、アイリーンの白く美しい体の中に、飽くほど子種を注ぎ込みたいとダリウスは思った。
(・・・・・・・・アイリーン、あの小生意気な姫を組み敷いて、早く俺の子種を注ぎ込んでやりたい。どんな顔をするだろうか? あの様子では、ろくに口付けも知らなかったのだから、全ては俺の言うままだろうが・・・・・・・・)
考えながら、アイリーンの持つ中性っぽさの原因が、歳の割に胸が大きくないことにあるとに気付いていたダリウスは、悔し気に唇をかみしめた。
(・・・・・・・・あの貧弱な体、もう少し何とかならないのか? 侍女よりも胸が小さいとか、あり得ん・・・・・・・・)
投げ捨てられた侍女が泣きながら部屋を出ていっても、ダリウスは一瞥もくれなかった。
(・・・・・・・・でも、あの髪は良い色だ。見せ物にはもってこいだ。俺の隣に座れば、飾り程度にはなる。子供さえ産まれれば、それでいい。デロスの王位継承権を持つ子供が出来るまでの辛抱だ。子供が出来たら、すぐに気に入った女を侍らせれば良いことだ。はは! 家畜と同じだな。子供を産むためだけにまぐわう! 一国の姫も家畜と同じか! たかが一半島の先端の分際で独立国だとか、ふざけた連中だ。私が平定した暁には、奴らはみな奴隷としてやる・・・・・・・・)



