2曲目が終わったところで、高崎さんのMCが入った。
「さあ、やってきました春ツアー!みなさん、お久しぶりです!」
高崎さんの挨拶に拍手が沸き起こる。その間もバックでドラムがビートを刻んでいる。
「改めて自己紹介といきましょう。ベース、逆井優!」
左の人が両手を上げてアピールすると、大きな拍手と声援が送られた。
「エレキギター、天井沢春彦!」
右の人がエレキギターをかき鳴らすと、拍手と黄色い声があちこちから聞こえてきた。
「そしてワタクシ、アコースティックギターの高崎洋之助でございます」
コンサートのときは、高崎さんの下の名前は芸名なのか。私は高崎さんに一際大きな拍手を送った。
「3人合わせて~」
「「「THE ALFA」」」
「それではたっぷり2時間半楽しんでってくださいー!」
大きな拍手と声援が会場を包み込んだ。
高崎さんのMCのあとに3曲続けて演奏された。ロック、ポップ、ヘビーメタルといったところか。ここまで演奏された楽曲は全部で5曲だが、THE ALFAの幅広い音楽性をもつバンドらしいことがなんとなく分かった。
5曲目が終わったところで、再び高崎さんのMCが入った。
「みなさん疲れるでしょうから、どうぞお座りください」
メンバーの登場からずっと立ちっぱなしだったことに気づいた。高崎さんに促されて私たち観客は座席に腰を下ろした。
「改めましてTHE ALFAです~。じゃあ、今回も恒例の質問いってみましょうかね。今日がTHE ALFAのコンサート初めてって人~!」
ちらほらと会場のあちらこちらで手が挙がる。私もハッとして手を挙げた。
「お~今日は初めての人多いですねぇ」
高崎さんは2階後方から順に会場全体を見渡して言った。視線が前方の座席の方に移る。私と一瞬だけ目が合い、彼の口元がニッと笑った気がしてドキリとした。こんなに広い会場の中で、そもそも私と目が合うなんて本当に気のせいかもしれないが。
「さあ、やってきました春ツアー!みなさん、お久しぶりです!」
高崎さんの挨拶に拍手が沸き起こる。その間もバックでドラムがビートを刻んでいる。
「改めて自己紹介といきましょう。ベース、逆井優!」
左の人が両手を上げてアピールすると、大きな拍手と声援が送られた。
「エレキギター、天井沢春彦!」
右の人がエレキギターをかき鳴らすと、拍手と黄色い声があちこちから聞こえてきた。
「そしてワタクシ、アコースティックギターの高崎洋之助でございます」
コンサートのときは、高崎さんの下の名前は芸名なのか。私は高崎さんに一際大きな拍手を送った。
「3人合わせて~」
「「「THE ALFA」」」
「それではたっぷり2時間半楽しんでってくださいー!」
大きな拍手と声援が会場を包み込んだ。
高崎さんのMCのあとに3曲続けて演奏された。ロック、ポップ、ヘビーメタルといったところか。ここまで演奏された楽曲は全部で5曲だが、THE ALFAの幅広い音楽性をもつバンドらしいことがなんとなく分かった。
5曲目が終わったところで、再び高崎さんのMCが入った。
「みなさん疲れるでしょうから、どうぞお座りください」
メンバーの登場からずっと立ちっぱなしだったことに気づいた。高崎さんに促されて私たち観客は座席に腰を下ろした。
「改めましてTHE ALFAです~。じゃあ、今回も恒例の質問いってみましょうかね。今日がTHE ALFAのコンサート初めてって人~!」
ちらほらと会場のあちらこちらで手が挙がる。私もハッとして手を挙げた。
「お~今日は初めての人多いですねぇ」
高崎さんは2階後方から順に会場全体を見渡して言った。視線が前方の座席の方に移る。私と一瞬だけ目が合い、彼の口元がニッと笑った気がしてドキリとした。こんなに広い会場の中で、そもそも私と目が合うなんて本当に気のせいかもしれないが。


