慌てる山内さんを見て、思った。


お母さんと山内さんは凄く似てるなって。

だからきっと2人とも親友のように仲良かったのかなって。



そんな思いを馳せながら、山内さんの小指に自分の小指を絡めた。





「っ、ありがとう…っ、」


「私の方こそ、今まで、っ、ありがとうございました…、」




お互いに涙を流しながら小指の約束をした。