◻︎ 「あ、起きた」 目が覚めたのか、徐々に視界がクリアになっていく。 窓際の席なので、すごく明るい。 今お昼になったところか。 「相変わらずすげーな。昼飯の時間になったら起きれるって」 「ある意味の才能ね・・・」 嫌味とも取れる実李と弥香の発言を無視して、ランチバックを取り出して屋上に向かう。