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 「あ、起きた」

 目が覚めたのか、徐々に視界がクリアになっていく。

 窓際の席なので、すごく明るい。

 今お昼になったところか。

 「相変わらずすげーな。昼飯の時間になったら起きれるって」

 「ある意味の才能ね・・・」

 嫌味とも取れる実李と弥香の発言を無視して、ランチバックを取り出して屋上に向かう。