ありがたく、寝させてもらお。

 「ありがと〜」

 お礼を言って手を振った。

 みんな何かに耐えるかの様に手を振りかえしてくれた。

 がチャッと音を立ててリュックを掛けた。

 リュックの中からぬいぐるみとスマホを取り出して椅子に座る。

 なんかここ座ると、自然と瞼が下がってくる。

 それに逆らう気は1ミリもないから、すぐに眠りについた。

 「白乃様の前ではあんまり声出せないのがキツイよね・・・」

 「それな。でも嫌われたくないし・・・」

 と、みんなが言ってたのは全く知らない。