「なんか言ったら?いつまでも、人ごとみたいな顔してさぁ」

 「今の紫乃の言葉に私が言葉を挟む時間はなかった・・・」

 は?と眉を顰めた紫乃は。

 そんな私の態度にイラついたのか。

 壁を思いっきり蹴った。

 「余裕ぶっこいてんなぁ。安心してよ。そんな態度ももう時期変わる」

 私の態度も変わりようがないと思う。

 「大事な人と一緒にいる・・・だったけ?」

 私の夢を馬鹿にするように述べる。

 何この人。

 何がしたい。何が気に入らない。何を壊したい?

 「その将来の夢、叶わないよ。・・・・・
・私が乗っ取ってあげるわ」