鈴が引いた目で見た。

 特にショックを受けた様でもなく、いちごミルクティーをまだ啜っている。

 鈴の耳元にグッと顔を寄せて。

 「・・・すぞ・・・?」

 表情を変えないまま、脅しのような言葉を漏らした。

 「ちょっと、白乃。殺すは言っちゃ駄目よ」

 「殺すなんて言ってない・・・・・・」

 弥香が殺すと聞こえたみたいで、眉間に皺を寄せて怒った。

 弥香の睨みを一切気にせず、ご馳走様と、手を合わせた。

 なんて言ったんだろ。