「彼氏欲しいって言ったことあったっけ・
・・?」

 俺を見て、一味を早くかけてと、催促しながら興味なさそうに言った白乃。

 え、何その返し。

 冗談で言ったんだけど・・・。

 まるで、好きな奴がいるみたいに。

 そう思ったら、頭に血が一気に昇って。

 好きな奴いるか聞いたら、一応いないって言われたけど・・・。

 でも、それは俺の圧でそう答えただけかも。

 白乃のくせに。

 俺以外好きになるとか、本当生意気。