アイドル並みに可愛い保健室の先生は白衣の悪魔さんでした。

「確かに、あたしは子供です。けど、華宮先生に睦月は渡すことは出来ません」

「……案外、生意気なのね、雛野さんは」

嫌味を言われても、あたしはひるまなかった。




「はい、睦月のことになると、あたし生意気になります。だって……、あたしは誰にも負けないくらい睦月のことを好きでしかたがないからです」

「……っ、」




すると、華宮先生はフンッと鼻をならして、そっぽを向いてしまう。

あれ……？

あたし、生意気なこと言っちゃったかな？