「ねぇ、睦月くん。こんな子供と付き合ってて疲れるでしょう? あたしは睦月くんより年上だからあなたを楽しませる自信があるわ」

ピクリとわずかに睦月のこめかみが動く。




「楽しませる? 自信がある? 馬鹿馬鹿しい」

睦月はため息をついて、やれやれと首を左右に振る。

「わ、私は事実を言っているのよ!」




「あのですね、華宮先生。俺はもう女は春亜以外考えられないんです」

「なっ……! そんな年下女のどこがいいって言うの!? 理解し兼ねないわ!」