女子生徒たちは、あたしと同じことを思ったみたいで、明らかに動揺している。

ポニテの女の子は、戸惑いながら口を開く。

「カノジョって……、この学校にいる人ですか……?」

図星をつかれて、ドキリとした。




「さぁね? それよりも、保健室へ他に来る人が迷惑になっちゃうよ?」

すると、木乃先生はチラリとあたしの方を、一瞬だけ見た。




ポニテの子とそのグループを思われる女子生徒らは、ぞろぞろと自分の教室に戻って行く。

みんな肩を落としていたけど。

特にポニテの女の子は凄く残念そうな顔をしていた。