家族に、目が赤いと指摘されたけど。

本当の理由なんて言えずに、あたしは笑って誤魔化した。

あたしと、木乃先生との間にできた深い、深い溝。




初恋なんて、大抵の人は叶うわけがない恋なんだ。

そう自分に強く言い聞かせて、あたしはベッドで眠りについた。