でもこの感情は、心の奥に閉じ込めておくんだ。

もう、木乃先生のことは、絶対に忘れよう……っ!

そして、全ての授業が終わって放課後ーー。

………あっ!




あたしは重大なことを、忘れていた。

今日は月曜日……、当番の日だ。

木乃先生には会いたくない。

けど………、サボるわけにもいかない。




仕方ない、行くか……、とかなり低めのテンションで、あたしは保健室に向かった。

「………失礼します」

ガラリと戸をあけると、そこには事務机で作業する先生の姿が。