明日からはもう木乃先生に、極力関わらないと思いながらーー。 今日の朝の空は快晴だった。 それに空気も澄んでいて心地よい。 「あ、桂弥、おはよ~!」 あたしは前に歩いていた彼女の背中を見つけて、自ら駆け寄る。 「春亜、おっはよ~! なんだかいつもよりテンション高めだね~!」 ぎくり、と心のどこかで音が鳴った。 「そ、そうかな~? あははっ……」 すると、桂弥が周囲を確認してから、こそっと言った。