「あたしのこと、引いたよね……?」

不安げにあたしは尋ねると、桂弥は自然な笑顔を浮かべた。

「なんで、春亜をそう思わなくちゃいけないの?」




「え……?」

「私は、大賛成だよ! 木乃先生と春亜が恋人になるなんて!」

「そ、そうなの? でも相手は先生だし……」




すると桂弥が真剣な顔つきになる。

「ちなみに、私たちの学校って先生と卒業生が結婚したってウワサは沢山あるけど?」

えっ……!?

ぜ、全然しならかった。