ーーちゅっ。

あたしは我に返り、直ぐに体を引いた。

が、我慢できなくて自分からキスしちゃった……っ!

すると、ぱちりと木乃先生の目が開く。




「ふぁ~……、あ、おはよ~……」

「え、あ、はい……」

「あははっ、なんで雛野ちゃんココにいるの?」

「そ、それはーー」




あたしが目を泳がせていると。

「僕に会いたかったから? それともキス目的?」

「!!?」

「その顔、図星だね~。唇に柔らかい感触がしてーー」