アイドル並みに可愛い保健室の先生は白衣の悪魔さんでした。


バタバタと去って行く足音で、あたしはようやくホッとする。

だけど、事務机の下から出ようとするとーー。

力強い腕がギュっと、あたしを包み込んだ。




「ちょっ……、睦月!?」

「悪い、もう少しだけこうしていたい。……ダメか?」

う……、そんな甘えるような表情、卑怯だよっ……。

「お前の唇美味しそう……、食べていい?」




心臓がバクバクとうるさかったけど、あたしはーー。

「うん、いいよ」

そして、あたしと睦月は事務机の下でキスを交わした。

木乃先生との秘密の恋は、まだまだこれからだ。

~END~