先輩の肩まで伸びたサラサラのミルクティー色の髪が、ベリーショートまで短くなった上に黒く染められていた。

「すっかり別人ですね」

「だって、お前友達にいってたじゃん。短髪の黒髪がタイプだって」


「〜っ!」

先輩の言葉に私は頬が熱くなった。

(言えない……先輩が好きだってバレない為に咄嗟についた嘘だなんて)