わたしの推しはオオカミ王子さま

＃最悪でステキな水曜日

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「それではまた来週もこの時間にお会いしましょう〜、have a nice day〜」



ふう、と一息つくのはマイクのスイッチを切ってから。

埃っぽい小さな放送室。職員室内に併設されてる、生徒はほぼ使わない場所。


先生が生徒を呼び出したり、全体の連絡をするくらい。

ここから生徒指導の先生にいつ呼び出されるか、毎日ビクビクしてる。汐架ちゃん、それなら早く学校に来なよ。


なんていう天使ちゃんの言葉は安定に無視して、毎週水曜日。

ここでちょっとしたお仕事をしている。