りっくんに言われた通り私の髪色は茶色よりももっと薄くてミルクティー系のベージュカラー。
確かに言われてみればプラスチック製のコップから見えるカフェオレは私の髪色と同じような色をしている。
「確かに!私と一緒だ。りっくんも、同じブラックだね」
りっくんはきっと一度も染めたことがないだろう綺麗な黒髪。
何にも邪魔されないそのブラックは、何も入ってない無糖のブラックコーヒーと同じだ。
ブラックコーヒーなんて、飲めたもんじゃない。でも、りっくんなら永遠に見ていられる。
第一りっくんは全然苦くない。人当たりも良くて、誰にだって優しくて、本物の王子みたいで。
髪色のブラックと自分に対するストイックさを"苦さ"とするならば、確かにきみはブラックコーヒーだ。



