「ほら、この髪色。同じ色じゃない?」
予想通りの付け加えに、やっと私は納得した。
だから、りっくんの独特な言葉選びにドキッとしたのは内緒。これは絶対、天然だもん。
すでに自慢の母校になっている私の通う高校は、優秀な生徒が集まるという理由だけでなく、校則がほぼないに等しいくらい緩いと有名だ。
バイトもピアスもメイクも髪染めも全部オッケー。節度は守るけど、スカートだってどれだけ短くても何も言われない。カーディガンの色も靴下も鞄も、何から何まで指定はゼロ。
禁止されていることなんて常識の範囲内であればひとつも思い浮かばない。そんなレベル。
その自由さも私がこの学校を目指した理由の一つで、髪の毛も高校生になったらすぐに染めたかった。



