「……え」 「……っおい!おっせーんだよ!」 思いっきり叫ばれた気がするけど、そんなことよりその人物がここにいることに対する驚きの方が勝っていて。 状況を理解できずに、機材から目を離してこちらを睨むようにみているその人にゆっくり近づいていって、下から顔を覗き込む。 さすがにもう暑いのか、今日はパーカーを着ていなくて、ついでにネクタイもしていないし、シャツのボタンも上から二つも開いて……当たり前にシャツインなんてしてなくて。 ……間違いない。間違いなくこの人は。