「今日もりっくん、最高にかっこいいよ!」
今度はりっくんに向けて、言葉を放った。
私が急にりっくんへの愛を叫ぶのも、もうこのクラスでは日常。みんなが私の推しに対する愛は知ってるし、そもそもこのクラスメイト全員がりっくん推しと言っても過言ではないし。
もちろん私がりっくん推しなのは本人も知ってる。多分出会った時から。
こんなめんどくさいファンつけちゃってごめん、いつもいつもめんどくさい私に対応してくれてありがとう。
私に向かって笑顔でピースを向けながら「ありがとー!」と伝えてくれるりっくんに失神しそうになる。だってこれ、私にだけ向けてくれてる笑顔。え、待ってありがとう。
りっくんは愛されるプロだ。人気者のプロ。天性の才能が備わっていると思います。