僕は
小雪ちゃんの肩に手を回す。



うわぁぁぁ///

小雪ちゃんとの密着感、半端ない///


仕掛けたのは僕なのに

もっと強く抱きしめたい願望で
頭の中がおかしくなりそう。



「僕の部屋で抱きしめ続けたら
 小雪ちゃんは
 どうなっちゃうのかな?」


わざと甘い声を作り
小雪ちゃんの耳に
吹きかけてみた。


片腕で大好きな子を
抱きしめている、今の状態。



心臓バクバクで
野獣に化けちゃいそう。

余裕がないのは、僕の方だね。


と、心の中で思ってしまうけど……


でも僕は
余裕ある男でいたいんだよ。


ずっと僕から離れられないように

猛毒のような快感を

小雪ちゃんに与え続けたいから。