☆琉衣side☆


うわっ!! 何、今の?


僕は飛び込んだ洗面所の
ドアを閉め
背中をドアに押し当てる。


小雪ちゃんが可愛いすぎて
強引にキスしたくて
たまらなくなっちゃったし///


火照った口元に手を当て

スルスルスル~

僕は脱力しながら
その場にしゃがみこむ。



あれは反則でしょ?

自分の気持ちを言葉にできない
恥ずかしがり屋の
小雪ちゃんがだよ。


顔を真っ赤にして

目をウルウルさせながら


『大好きだもん。
 琉衣くんのこと。
 すごく、すごーく』


一生けん命
僕への想いを伝えてくれた。



そりゃ、暴走しそうになるよね?

存在自体が尊すぎなんだもん
僕の彼女。