(琉衣くんは)極甘な国に閉じこめたい




私の……いいところ?


うわぁぁぁぁぁ///

そんな嬉しいこと、言わないでよ。


強い意思を宿した
琉衣くんの真剣な瞳に
見つめられちゃってるし///



「ねっ?
 行ってきてもいいでしょ?」


今度は、ハチミツみたいに
甘い笑顔を向けられちゃった。

ちょっと、年下ワンコ系も入ってる。

カッコよくて可愛すぎ。
無敵だよ、琉衣くん。


幸せ過ぎて、私の心臓がとろけそう
……って。

幸せを満喫している場合じゃなかった。


琉衣くんは、立ち上がっちゃったし。

私の悪口を言った女子達のところに
行く気満々だし。


止めなくちゃ! 絶対に!


私は慌てて
琉衣くんの制服の袖を引っ張る。