「好きです…付き合ってください!」


 学校の校舎裏という王道の告白スポットで、私は好きな人に想いを伝えた。


 高1の入学式に一目惚れをして、それから約2年間の片想い。


 私は自分の気持ちを彼に伝えようと決心した。


 彼に恋する前は、自分の意見とかもちゃんと言えない、引っ込み思案な女の子だった私。


 でも、彼に恋をすることによって、彼に告白しようと思えるまでに成長した。


 好きだって想う気持ちは、こんなにも人を強くするんだ。


 当たって砕けろの告白だったが、彼から返ってきたのは、思いもよらない言葉だった。