それから数日。


学校は期末テスト週間ということで、私は登校していない。


テストというものを経験してみたかったけど、行っても何もできないことや、この前門限を破ったことがあり、外出許可が下りなかった。


遥輝とデートした日、病院に戻ると堂島さんに少し怒られてしまった。


検査もいくつか受けさせられ、代償の大きなデートになってしまったけど、忘れられない思い出の1ページに変わりはない。


遥輝はあれから毎日お見舞いに来てくれて、私のつまらない話をニコニコしながら聞いてくれる。


前よりもスキンシップが増えて、付き合ってるんだなぁと実感している。


私に彼氏ができるなんて夢みたいだ。


終わりのことは今は気にしない。


終わりが近づいてきてから考えればいい。


そうやって私は、現実から逃げている。