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あの頃は大分ぎこちなかったが、今では敬称も敬語もないことの方が当たり前になった。

だが、まだまだ甘えてはくれない。

「ん………」

瑛二が寝返りをうつと、肩まで掛かっていたモーフがずれた。

俺はそれをかけ直し、額にそっと口づけを落とす。

「おやすみ、瑛二。」

お前が甘えられないなら、これからもっと甘えられるようにしてやるからな。