*************** 次の日の朝 「瑛二ー、ここにあったカメラはー?」 「四郎に返しておいた。」 「中のディスクはー?」 「バキバキに砕いて処分した。」 「はあ!?俺のコレクションがー!」 「自業自得だ。」 あんなの残しておけるか! 「まあ、いいや。また撮れば良いんだし。」 「もう二度と撮らせないからな!二度とな!」 「えー」と駄々をこね続ける進一郎に、俺は決して承諾の返事をすることはなかった。