夜明さんとラフさんの能力だったんだ……。
「婚約する前……鈴蘭の過去を、勝手に見てしまった」
私に対して罪悪感があったのか、顔を歪めている夜明さん。
婚約する前……そっか、やっぱりあの記憶がとぎれた前後だったんだ。
「そうだったんですね」と返事をすると、夜明さんは突然頭を下げてきた。
「お前にとっては見られたくないものだっただろう。すまなかった……」
「い、いえ……! いいんです……!」
そんな、頭を下げるようなことじゃないっ……!
みっともない過去だったから、見られたくはなかったけど……あれを知った上で、夜明さんが私に婚約を申し込んでくれたんだとわかって、嬉しい。
「婚約する前……鈴蘭の過去を、勝手に見てしまった」
私に対して罪悪感があったのか、顔を歪めている夜明さん。
婚約する前……そっか、やっぱりあの記憶がとぎれた前後だったんだ。
「そうだったんですね」と返事をすると、夜明さんは突然頭を下げてきた。
「お前にとっては見られたくないものだっただろう。すまなかった……」
「い、いえ……! いいんです……!」
そんな、頭を下げるようなことじゃないっ……!
みっともない過去だったから、見られたくはなかったけど……あれを知った上で、夜明さんが私に婚約を申し込んでくれたんだとわかって、嬉しい。

