中に入って、ソファで座っている夜明さんに駆け寄った。
「は、はい。お待たせしました……!」
「いや、大丈夫だ。……座ってくれ」
隣の席をぽんぽん叩いた夜明さん。私も失礼しますと言って、隣に座らせてもらう。
神妙な面持ちで少しの間黙り込んだ後、夜明さんはゆっくりと話しはじめた。
「記憶の件だ」
それは……食堂で見た件についての、お話かな……?
「あれは俺の能力の一種だ」
なんとなくそうだろうなとは思っていたから、こくりと頷いた。
「ラフは、他人の記憶を見ることができる。そしてその記憶をコピーする能力も持っていて……それを契約者である俺に渡すことができる」
「は、はい。お待たせしました……!」
「いや、大丈夫だ。……座ってくれ」
隣の席をぽんぽん叩いた夜明さん。私も失礼しますと言って、隣に座らせてもらう。
神妙な面持ちで少しの間黙り込んだ後、夜明さんはゆっくりと話しはじめた。
「記憶の件だ」
それは……食堂で見た件についての、お話かな……?
「あれは俺の能力の一種だ」
なんとなくそうだろうなとは思っていたから、こくりと頷いた。
「ラフは、他人の記憶を見ることができる。そしてその記憶をコピーする能力も持っていて……それを契約者である俺に渡すことができる」

