魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

私は元々薄いブラウンの髪色だったから……こんな現実離れした髪色、見慣れそうにない。


白に近い……透き通るような水色。


綺麗な色だとは思うけど、これが自分のものだと思うと少し不気味だった。


皆さんのことも、戸惑わせてしまったに違いない……。


「そんなこと、ない」


美虎ちゃん……?


てくてくと効果音が鳴りそうな足取りで近づいてきた美虎ちゃんは、私の前で立ち止まった。


そしてそのまま、ぎゅっと抱きしめられる。


「鈴蘭は……いつも通り、誰よりも可愛くて、綺麗……」


美虎、ちゃん……。


「……別に、色が変わっただけだろ。気にすんなよ」


雪兎さんまで……。