「……っ」
4人とも、私の姿を見て言葉を失っている。
「本当、だったんだ……」
「鈴蘭、が……女神の生まれ変わり……?」
「都市伝説じゃ、なかったのかよ……」
「……」
こんなに風貌が変わっていたら、驚くのも無理はない。
だけど、4人は心なしか……少しだけ嬉しそうに見えた。
「これは……喜んでいいことだね」
「……うん」
「今頃……ブランのやつらが、白目むいて頭抱えてるだろ」
「……これで、反対の異を唱えるものもいなくなるでしょう」
みんな口々に何か言っているけど、私にはまだわからないことだらけだった。

