魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

口に出すとショックだけど……その自覚はあった。


まあ、女の子にだらしない兄とか、普通に考えて嫌だろうし……。


「そんなはずないですよ……!」


珍しく声を大きくした鈴ちゃんに、俺のほうがびっくりしてしまった。


「美虎ちゃん、不器用なだけで、百虎さんのこと大好きですよ」


「……」


「それに、一度話したことがあるんです。ふたりは仲良しだねって聞いたら……」


鈴ちゃんは、俺の知らない話をしてくれた。




【お試し編完結】


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

この続きは2022年8月25日発売の文庫本【魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~】に収録されています!
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