魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「ん? 1年生だよ。多分、ふたりと同じクラスの子だと思う」


「もともとお友達だったんですか?」


「まあね……一応この学校、中高一貫でしょう? 魔族の奴らはほとんどが中学からの繰り上がりなんだ。だから、内部生は学年問わず仲がいいし、1年生は特に、女の子の知り合いも多いから」


そう言って微笑む百虎さん。


普通、百虎さんは2年生だから、2年生のお友達が一番多いはずだ。


なのに、1年生は特に知り合いが多いってことは……。


きっと、美虎ちゃんが関係しているに違いない。


『俺の妹もいるんだ。仲良くしてくれると嬉しい』


最初、私にそう言ってくれたことを思い出した。