魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「思い出にハグしてって言われて……」


えっ……!


相手の女の子、だ、大胆だっ……。


でも、そのくらい百虎さんのことが好きだったってことだよね……。


「実の兄のそういう話……聞きたくない……」


「聞かれたから答えただけなんだけど……あはは」


ふたりのやりとりは、まるで息の合った漫才師みたいだ。


仲のいい兄妹の姿に、私まで笑顔になった。


 


1時間くらい美虎ちゃんのお部屋にお邪魔させてもらってから、百虎さんと一緒に部屋を出た。


もう平気だって言っていたけど、美虎ちゃんにはゆっくり休んでもらいたいから、これ以上長居するのは申し訳ない。