魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

この前美虎ちゃんと雪兎さんも話していたけど、夜明さんの発言からして……やっぱり百虎さんは女の子に対してだらしないという印象を他の人たちにもたれているのかもしれない。


だけど私にはどうしても、そんなふうには見えなかった。


「鈴ちゃん、行こっか?」


「はいっ……!」


私と百虎さんは、みんなと別れてふたりで美虎ちゃんの部屋に向かった。


「美虎、俺が来てもいいって言ってた?」


「はい……! ふたりで行ってもいいって聞いたら、ありがとうって返ってきました」


私の返事に、百虎さんはほっと胸を撫で下ろした。


「よかった」


ふふっ、心配だったのかな……。


「百虎さん、それなんですか?」