抱きしめてもらえるのは、役得だし……。
「逃げる手段を探さないといけませんよね……」
別に、それはもうちょっと後でいい。
今は鈴蘭の体温を、ひとりじめしたかった。
「あっ……そうだ……!」
何か思い出したように、声をあげた鈴蘭。
「夜明さんが、私に能力をかけてくれたんです」
「夜明さんが?」
「どこにいても……助けを求めた時に、夜明さんに届くって言ってました」
夜明さん、契約までできたのか……あの人、なんでもできるなほんと……。
念じるように、目をぎゅっと瞑った鈴蘭。
それから、本当に数分もしないうちだった。
体育館倉庫の扉が、吹き飛んだのは。
「鈴蘭……!」
「逃げる手段を探さないといけませんよね……」
別に、それはもうちょっと後でいい。
今は鈴蘭の体温を、ひとりじめしたかった。
「あっ……そうだ……!」
何か思い出したように、声をあげた鈴蘭。
「夜明さんが、私に能力をかけてくれたんです」
「夜明さんが?」
「どこにいても……助けを求めた時に、夜明さんに届くって言ってました」
夜明さん、契約までできたのか……あの人、なんでもできるなほんと……。
念じるように、目をぎゅっと瞑った鈴蘭。
それから、本当に数分もしないうちだった。
体育館倉庫の扉が、吹き飛んだのは。
「鈴蘭……!」

