魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

こいつは夜明さんのことが好きで、夜明さんも鈴蘭が好き。ハッピーエンド、それでいい。


ただ……想うだけ……それだけは、許して……。


もうどうやったって、この気持ちは消せないから。


「お前がいなかったら、本当に死んでたかもな……」


「なら、来てよかったです」


「……調子に乗んな」


「ふふっ」


まるで、ペットでも愛でるみたいに俺の頭を撫でている鈴蘭。


一応、密室で男女が抱き合ってるっていうのに……こいつはそんなこと全く気にしていないらしい。


「お前……俺のこと男と思ってないだろ……」


「え?」


ムカつく……俺ばっかり意識してるみたいで。


まあ、いいけど……。