魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「離しません。離したら……雪兎さんが凍えてしまいそうだから」


なんで……。


「私がそんなこと、絶対にさせません」


こんな話聞かされた後なのに……お前はいつもと変わらず、優しくしてくれるんだよ……。。


「幻滅、しないのかよ……かっこ悪いだろ……」


俺は生まれてからずっと、否定され続けて生きてきた。


もちろん、百虎や司空さん、夜明さんには感謝しているし、3人は俺のことを否定したりはしない。


ただ……それ以外の人間からは、まるで存在をないもののように扱われて生きてきたんだ。


だから、この話を聞いて、少しも態度を変えない鈴蘭が俺にはわからない。