魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「なんでお前、ここに……!」


一体いつからいたんだ……?


いや、ていうかなんでいるんだよ……!


「教室から出るなって、言っただろ!!」


「ご、ごめんなさい……」


泣きそうな顔になった鈴蘭を見て我に返る。


「……悪い、怒鳴って……」


これじゃあ、ただの逆ギレだ……。


多分、心配でついてきたってところだろうな……。


くそ……俺だけならまだしも……鈴蘭まで巻き込んだ。


最悪だ……。


「あの、これって……」


「閉じ込められた……しかも、結界をはられて出られない。あいつらの中に、俺と同じで……冷気を操る能力持ちがいたらしい……」