魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

つまり……俺が家族から無視同然の扱いを受けていることも知っているし、俺が嫌がらせを受けても、一族の誰も動きはしないということを知っての行動だ。


「お前、出来損ないのくせに女神様の周りうろちょろして、鬱陶しいんだよ」


「せいぜいこの小屋の中で凍えとけ」


俺が寒さに弱い雪男族だということは、周知の事実。


だが……多分、俺が意識を保てなくなる寒さのラインがどこまでなのかは、こいつらもわかっていないはずだ。


犯罪者になりたいのか……こいつら……。


スマホを開いたが、電波も遮断されていた。