魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

防御する結界をはられ、物理的に押し返されてる……。


一気に気温が冷え、体に力が入らなくなる。


俺は思わずその場にしゃがみ込み、自分の体を抱き締めた。


寒い……。


「ははっ、いい気味」


「のこのこやってきて、あっさり罠にかかるとか、そんなに女神様が大事かよ」


体育館倉庫の外から、嘲笑う声が聞こえた。


さっき俺に語りかけてきた、テレパシー野郎、防御能力持ち、室温を下げた俺と同じ雪男族のやつ……多分、3人はいる。


雪男族なら、俺をこんな目に遭わせたのも納得だ。


雪男族は、同種族はほぼ親戚だと言ってもいいほど数が少ない。