魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

一度、脅しておいたほうがいいのかもしれないな……。


また鈴蘭の名前を出して、やっかいなことをされたら困る。


静かに体育館倉庫に入って、呼び出してきたやつらを探す。


……誰もいない……。


ちっ……この学園の体育館倉庫、無駄に広いな……。


鬱陶しくて、舌打ちをした時だった。


扉が勢いよく閉まった音がしたと同時に、室内が急に冷えはじめる。


……っ。


こいつら……。


俺は思っていた以上に、恨みを買っていたらしい。


相手は多分……計画を練りに練って、俺をここに呼び寄せた。


体育館倉庫の中が、真冬さながらの気温まで下がる。