魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

美虎ちゃんなりに、心配をかけたくなくて突き放していたのかな……?


私には兄妹の関係性はわからないけど、百虎さんがとても心配していることは伝わってきた。


「もちろんです……!」


断る理由も思いつかなくて、こくりと頷く。


一応、美虎ちゃんには連絡しておこう……!


 


教室に着いて、席に座る。


美虎ちゃんがいないの……変な感じだ……。


いつも3人で過ごしているから、寂しいな……。


美虎ちゃん、大丈夫かな……。


心配で、美虎ちゃんのことばかり考えてしまう。


……よし、今日は美虎ちゃんの分も、ノートはしっかり取らなきゃ……!