え……? そうなの、かな……。


「むしろ彼女の場合は、強すぎるが故に体に支障が起きているようなので……一時的なものだと思います」


司空さんの言っている意味はわからなかったけど、美虎ちゃんが早く元気になりますようにと願って返事をした。


 


「3人とも、おはよう」


いつものようにラウンジにいた百虎さんと雪兎さん。


「おはようございます」


挨拶をすると、百虎さんが私を見て頭をかいた。


「今日、美虎のやつ欠席するみたいなんだ。って、もう鈴ちゃんには伝えてあるよね」


「はい……さっき連絡が来ました」


「美虎は能力値が高くてさ、たまに能力をコントロールしきれなくて、体調を崩すんだ」