私は頷いて、ふたりで布団に入った。


ベッドが広すぎて、ふたりで横になってもスペースがあり余っている。


私と夜明さんの間にも少し距離があって、それが寂しく感じた。


「あの……もう少し近づいてもいいですか?」


そう聞けば、夜明さんは少し考えたような仕草をしたあと、「……ああ」と低い声を出した。


「夜明さん……?」


も、もしかして、嫌だったかな……?


「違う、嫌なわけがない」


私の心を読んだかのように、否定してくれた夜明さん。


ほっと胸を撫で下ろす。


「ただ……俺も男だ。好きな女が目の前にいたら、理性が揺らぎそうになる」