魔王子さま、ご執心!③~魔王子さまの寵愛はもう止められない~

「ああ……ラフは俺の母親が苦手だからな。羽をもぎ取られそうになるらしい」


そ、そうだったんだっ……。


夜明さんのお母さん、動物が好きだって言ってたから、お母さんなりの可愛がりなのかもしれない、あはは……。


「今も多分、呑気に寝てるだろう。あいつは一日の半分を寝て過ごしているからな」


夜明さんは呆れたように、ため息をついている。


マイペースなラフさんらしい……ふふっ。


「それじゃあ、今日はもう寝るんだ」


「あっ……」


私は夜明さんの言葉にハッとして、引き留めるように手を掴んだ。


「……鈴蘭?」


「あの……今日はどこでお休みになるんですか……?」