今日2回目のキスは、私にとって人生で2度目のキス。


夜明さんの薄い唇は、触れるとやわらかくて、少しだけ震えているのがわかった。


夜明さんも、緊張してる……?


そう思うと、嬉しくてくすぐったい気持ちになる。


「おやすみ、俺の可愛い鈴蘭」


もう一度おでこにキスをした後、降ってきた甘い声。


私は幸せに包まれながら……そっと眠りについた。